1920年頃のアトム判フォールディングカメラ。ドイツ、ツァイス・イコン製。「クラシックカメラ専科No.22 アトム判カメラの世界（1992・朝日ソノラマ）」によると、ビクトリックスNo.49の後期型、だと思われます。
外観、革の経年劣化も少なく、オリジナルの状態。大変美品です。スローシャッター（1，1/2、1/5秒）に粘りがありますが、他は最高1/300までおおむね良い速度で切れています。レンズはうっすらした曇りと小チリ程度でクリア。反射式ファインダーも劣化は軽微で、視認性十分です。引き出しスムーズです。蛇腹も目視の限り、光漏れはありません。ピントグラスの割れ・欠けありません。
いずれも程度の良い、下記の当時物のアクセサリーが付きます。・革製携帯ケース・Yフィルター3種。一つはグラデーションの付いた板ガラスをスライドさせる珍しいタイプです。・接写レンズ（proxer、茶色のリング)1種フィルター類はいずれもガラス面に傷、劣化はほぼ認められず、きれいな状態です。
希少性もあり、コレクションに好適なセットです。型の合うロールホルダーさえ手に入れば、現行のフィルムでの撮影も可能なコンディションです。
大事にしてきました。価値がお分かりの方に引き継いで頂ければ幸いです。
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